[東京 14日 ロイター] - 三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>は14日、2019年4月1日付で太田純副社長が社長に昇格し、国部毅社長が会長に就任する人事を決定したと発表した。太田氏はグループ最高経営責任者(CEO)も兼務する。宮田孝一会長は退任し、三井住友銀行の会長に専任となる。

国部氏は2017年、中核の三井住友銀行頭取から社長に就任。頭取時代を含めると来年で8年になるため、若返りを図る。

太田氏は17年4月に副社長に就任し、現中期経営計画策定の中心を担った。ストラクチャードファイナンスなどの投資銀行部門が長く、「収益に対する意識は極めて強い」(三井住友幹部)とされ、収益力向上に向けた取り組みを一段と推し進めるとみられる。

1982年に京都大学を卒業、旧住友銀行に入行した。

三井住友銀の高島誠頭取は留任する。高島頭取も旧住友銀行出身で、太田氏と同期の82年入行。この両輪でグループをけん引していく体制を整える。

*内容を追加しました。