[ワシントン 13日 ロイター] - 米検察当局は、トランプ米大統領の就任式実行委員会が調達資金の一部を正当な目的以外に流用した可能性について捜査している。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが関係者の話として13日に報じた。

捜査はニューヨーク州マンハッタン連邦検事事務所が着手。就任式実行委の資金提供者の一部が政策上の見返りを求めて資金を拠出し、政権の方針などに影響を及ぼした可能性について調べている。

報道によると、捜査のきっかけの一つになったのは、トランプ大統領の元個人弁護士マイケル・コーエン被告に関する捜査で押収された資料だったという。ニューヨーク州のマンハッタン連邦地裁は12日、コーエン被告に対し、元ポルノ女優らへの口止め料支払いに関する選挙資金法違反などで禁錮3年の判決を言い渡した。

マンハッタン連邦検事事務所の広報官はコメントを差し控えた。