【福岡市長】君の街は生き残れるか。「地方創生」の本質を語ろう

2018/12/23
格差社会──。
一億総中流社会といわれた昭和と打って変わって、平成は富める者と貧しい者の間に格差が生まれたとされてきた。
それは個人の所得だけにとどまらない。首都圏と地方という自治体間でも広がり、東京に人が集まる一方で、地方には高齢者が住民の半数を超す限界集落が急増した。
政府はそうした東京一極集中を是正すべく、2014年地方創生を打ち出している。しかし、政策の知名度とは裏腹に、その実態を理解している人は少ない。
そこでNewsPicksは、地方創生の最先端を走る、福岡市の高島宗一郎市長にその本質を語ってもらった。
2011年に36歳で福岡市長に当選してから7年間。高島市長は街を再興し、人口増加率で東京を抜いて1位などの実績を残してきた。
そもそも地方創生とは一体、何なのか。福岡市はいかにして再興したのか。独占インタビューでお届けする。
高島宗一郎(たかしま・そういちろう)/福岡市長。大分県生まれ。大学卒業後、九州朝日放送に入社。アナウンサーとして朝の情報番組などを担当。2010年に退社後、36歳という若さで福岡市市長選挙に出馬し当選。歴代最年少の福岡市長に就任し現在3期目