【極意】チームリーダーが「生産性」を高める方法
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【人事戦略デザイナーの視点】
企業のエグゼクティブやリーダー層にコーチングをしていると、多くの人が窮屈な仕事のやり方を強いられていると感じていました。
特にキツイ立場なのが中間管理職の皆さんです。上から無茶ぶりされ、部下にはリーダーシップを示さなければならない。
なぜこんなに日本の会社が窮屈になってしまったのか、原因を色々と考察した結果、ワークスキルを発揮できる人事制度や人材育成が出来ていないという結論に至りました。
日本が新卒偏重社会なのは、もともとワークスキルを重視しる風土があったからです。
ところが欧米流人事制度や、コンピテンシー評価、絶対評価の普及により、あまりもジョブスキル志向になってしまいました。
新卒学生の30%が3年以内にやめている理由の一つに、自分らしい働き方=ワークスキルを発揮した仕事のやり方が出来ない人事制度・職場環境が、原因の一つにあると思います。
ホンモノの働き方改革は、個人の生き方の改革がベースになければいけません。
究極の目標は、個々人が幸せに働き、充実した一生を送ることにあるからです。
新たに部下を持つことになるリーダー層の方、どうも働き方改革が上手く進まないと感じている経営者の皆様に、新しい視点を提供できればと思います。現場で優秀な営業成績をおさめた人が出世してマネージャーになると、なんでも自分でやろうとしたり、部下に価値観を押し付けたり、独りよがりのプレイングマネージャーになることがよくあります。
リーダーに必要なのは、自分の個人成績の有無ではなく、全体的な調和や、人の心を掌握してモチベーションを高めてチーム力を向上させること。
つまり、営業マンとマネージャーでは必要な役割が違うのに、いつまでたってもプレーヤーの癖と、個人的な成功体験にとらわれているプレイングマネージャーがいるから、日本の組織の生産性は上がらないのだと思います。
経営者としては、自らのリーダーシップを高めることはもちろん、チームリーダーに適任な人材を見極めることが非常に重要な役割だと感じています。組織開発を真剣に考える上で非常に参考になる記事でした。日頃から意識して、個々のワークスキルを見極め、個人が持つ才能を活かして仕事ができるように心がけたいと思います。
これからの上司に求められるのは、ジョブスキルではなく「ヒューマンスキル」
・「ワーク」とは、個人が持つ才能を活かしてできること、「ジョブ」とは、個人の特性に関係なく割り振られた仕事。
・「ジョブ」を重視すると、生産性はがた落ちになる。
・人材が、最も効果的に価値を生み出すためには、ふさわしいポジションに配置する「適材適所」が欠かせない。
・リーダーの役割とは、それぞれの「ワークスキル」を見極めること。
・仕事の9割は、部下にまかせることができる。
・リーダーは、まかせたら見守り、道を間違えそうになったときだけ、軌道修正すればいい。
・部下に仕事をまかせることができない最大の理由は「部下にはできないだろう」と思っていること。
・リーダーは「全員に気持ちよく仕事をしてもらう」ことさえできれば、それ以外の能力は必要ない