10月の機械受注は前月比+7.6%、予測下回る=内閣府
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前月比で+7.6%とはいえ、予想下振れしていることからもわかる通り、前月に▲18.3%減った後のリバウンドとしては力不足でしょう。
少なくとも10月時点では、前期比で増加が見込まれている10-12月期の見通し額には遠く及ばない状況です。
ただ、設備投資の先行指標となる除船電民需以外の官公需や外需や代理店が強かったので、機械メーカー全体の受注で見れば、そこまで悪くないという見方もできるかもしれません。朝日新聞(ネット版)の記事を引用すると、
「9月は自然災害の影響もあり前月比18.3%の大幅減となっていたが、10月は反動増が現れた。内閣府がまとめた10─12月期の見通しでは前期比3.6%増と6四半期連続増加となっている。企業業績は依然として高水準で推移し、省力化投資のニーズも根強いとみられている。ただ、世界経済の減速や貿易摩擦の激化など不透明感が強まっており、機械受注の外需も7─9月期まで3四半期連続で前期比減少している。国内民需に波及すれば、設備投資計画の様子見や下方修正の動きが強まる可能性もある。」
9月がマイナス18.3%で10月はプラス7.6%と、リバウンドしたが十分な回復ではないという判断です。自分の思いは、消費税増税前の駆け込みでしばらくは高い水準を維持できると見てますが、増税後の反動と貿易摩擦の影響次第で来年度は苦しくなるかもしれません。