ティップネス、あえて24時間ジム出す危機感
東洋経済オンライン
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◆カニバらないなら積極投資してポートフォリオ化する
東洋経済のフィットネス特集の第二弾。エニタイムの進出・拡大によって新しくできた24時間型フィットネスクラブを老舗が進出すべきかどうかについて、積極展開したティップネスに関する記事。
自社が長年やってきた事業領域に新興企業がやってきて急拡大する。自社の集客はジリ貧状態。同じ形式の店舗(ビジネス)を展開すべきかどうかというのはどこの業界でもよくある事例だと思う。ティップネスの場合も同型店舗の出店に対して大きな反対があったと書かれている。しかし、この場合は一見客を取られていそうで実はそもそも旧型店の顧客層ではなかった部分を開拓していたという点が大きく異なっている。明らかに顧客が違い、ニーズが違い、そのニーズを満たすために最適なサービスの形態も違った。ならば出し渋る必要はない。自社のノウハウやブランドも効く可能性が高い。
カニバらないのであれば積極的に市場を取りに行って、そこで得られた利益を次の一手のために使う。ある意味違った顧客層を狙ったポートフォリオが作れたわけで、事業拡大という意味では自社の強みが活かしやすい展開だといえる。あとは出し負けないこと。だがブルーオーシャンには時間制限がありそう。その次の一手を考える必要がある。例えばパーソナルトレーナーによるトレーニング提供とかで一味違ったサービスを提供する価値があるなら、既存の統合型店舗を持っている強みが活きる。自社の強みで次の戦略をどう作るか。今から第二ランドを見据えて戦うのがよさそうだ。