[ドバイ 9日 ロイター] - イランのロウハニ大統領は9日、石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国が減産を決定したことについて、米国の「干渉政策」が拒絶されたとの認識を示した。国営イラン通信が伝えた。

OPEC加盟国とロシアを中心とした非加盟国は7日にウィーンで開いた会合で、合わせて日量120万バレルの減産を実施することで合意した。トランプ米大統領の原油安を求める声を振り切り減産を決定。減産幅が市場予想を上回ったことで、原油価格は約5%上昇した。[nL4N1YC4O7]

ロウハニ大統領は「米国はOPECの問題に干渉し、石油供給の均衡を防ごうとしたが、幸い、加盟国の抵抗と、イランとザンギャネ氏(イラン石油相)の努力により、この計画は無力化され、米国の干渉主義が敗北した」と述べた。