メニューもスマホ、現金が使えないお店が急増! 中国で見えてくるキャッシュレス社会の落とし穴 - 中国
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中国出張しても一週間で一度も現金使わないこと多いです。飲食店でQR読み込んで注文はすごく楽で消費者側から見ても良いと思いますけどね。粗探し記事という感じです。ただ、中国が全体最適を取る結果、少数派が泣きを見ることが多いのは事実です。少数派を優先して多数派にとって好ましいことが進まないのとどちらがいいか、という話だとは思いますが。
個人的には社会全体で見たら全体最適が良いとは思います。総論賛成各論反対では物事が進まないので。「落とし穴」という割りには、立ち位置が不明な文章です。少数派の側に立って、その配慮を求めるならいざ知らず、この文書で紹介されている事例は、店舗が一部の客(現金志向)を失ってしまうという現象です。自業自得なのだから、キャッシュの使えないお店は滅びてしまえばいいはずなのです。それでも中国の方々は、容赦のない電子マネー社会へと疾走しています。乗り遅れる者が悪いと言わんばかり、です。
はてさて、それがいいことなのかどうか。私なりの結論は、その急激な変化を「100%」正しいことだと思っています。社会の変化が緩慢な時の、過渡的コスト、混在時の面倒、変化が失敗に終わるリスク。それらを考えると、民間主導の急激な変化が必ずしも悪いとは言えません。少なくとも、中国政府が銃を用いて、強制しているわけではないので、むしろ興味深い実験だと感じるわけです。中国の資金決済を考える際に、利便性以外にも中国特有の事情を関係していると思う。
中国は自国通貨の流通、特に海外へ出ることにかなり気を使っているので(中国に物を販売している商社や貿易商は、長年試行錯誤して、時の事情に合わせてどうにか中国であがった売上を本国送金しようとしてきた)、
こうした電子決済を主流に置くことで、通貨の流れの把握をすることも、中国市場で急速に電子決済が浸透している理由だと思う。