なぜエレベーターは(そして仕事も)、一度にまとまって来るのか
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注目のコメント
コレ、スケジューリングでも古典的な分野の一つですねぇ 比較的最近では、UConn の Peter Luh センセイが有名ですかねぇ Lagrangian relaxation の専門家でらっしゃいます
メモ
>営業部門が、平準化も何も考えずに、ただ客のいうとおり仕事を取ってきて、特急注文も変更も右から左に技術部門や工場に回すような企業では、(業務量の)波は防げない。だから、自社のキャパシティを、営業と技術部門とで可視化して共有するような仕組みが必要だ。それはたとえば、製造業における「生産座席予約」のような仕組みである。
>と同時に、逆に、自社の波を、サプライヤーに波及させない工夫も必要だ。サプライヤーに波をかぶせると、相手の生産性を下げるわけだから、結局は高い買い物をすることになる。それよりもむしろ、自社で原材料の在庫をある程度抱えて、サプライヤーには平準化した一定量を発注するようにした方が、賢いということになる。今、あちこちの会社がやっている「JIT納品の押しつけ」とは、反対のことをやる訳だ。
>サプライチェーンの中では、自らがリスクに身をさらして、需給を調整する機能を持つところが、結局はパワーを得る。それが、サプライチェーンの原理である。団子になったエレベーター群で、誰が一番先に乗り込むか競争するよりも、団子にならないエレベーター操業を考えて守る方が、わたしは賢いと思うのだ。面白い内容だった!
長文なのに最後まで読んでしまった。
エレベーターの待ち時間のカラクリの説明として
製造業の現場の例を出しているのが理解を助ける。
こういうことは気になるけど、
ここまで突き詰める途中で考えるのを止めちゃうなあ(笑)
中小企業が頑張って改善しても徒労になりがちだろう。
大企業が動かないと問題解決にはならないんだけど、
大企業は身軽なフットワークは苦手だろう。
こういうことをエンドユーザーから吸い上げて
関連する提供側の個別でなく漏れなく
フィードバックしていく循環があると
世の中の仕組みがガラリと変わるんだろうなぁ。