[ロンドン 4日 ロイター] - 英議会は4日、メイ政権が欧州連合(EU)離脱に関する法的助言全容の公表を拒否したことが議会侮辱に当たると認定する動議を賛成多数で可決した。

採決の結果は賛成311票、反対293票。直ちに助言を公表するよう命じる内容だ。

また、議会がメイ氏の離脱協定案を否決した場合、政府が離脱プロセスで、議会により多くの権限を付与するよう強いられる可能性が出てきた。与党・保守党議員が示した修正動議も採決にかけられ、321票対299票で政権側が敗北した。

自身の離脱協定案を巡る5日間の討議初日に、メイ氏が早くも痛手をこうむる形となった。