【ムーギー・キム】海外MBAで失敗する「日本人の3タイプ」
2018/12/5
投資家で人気ビジネス作家のムーギー・キム氏は、コンサルや投資ファンドを経て、2013年に、フランスでMBAを取得した。
30代半ばでINSEAD(インシアード)に留学したムーギー・キム氏は、1年間のMBAプログラムを修了して、投資ファンドで働いた後、INSEADの卒業生と投資ファンドを作った。
海外のトップビジネススクールの経験をフルに活かす、キム氏が、「MBAの成功法と失敗の法則」を語り尽くす。
ムーギー・キム(Moogwi Kim)P6パートナーズ共同創業者・シニアアドバイザー。1977年生まれ。2001年、慶應義塾大学総合政策学部卒業。UBS、アーサー・D・リトル、フィデリティ・インベストメンツなどを経て、2013年、INSEADでMBA(経営学修士)取得。ユニゾン・キャピタルを経て、独立。著書に、ベストセラー『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた』(東洋経済新報社)、『一流の育て方』(ミセス・パンプキンとの共著、ダイヤモンド社)など。公式HP:www.moogwi.com
トップ校に行って後悔する人はいない
──今、若いビジネスパーソンは海外のビジネススクールに行った方がいいと思いますか。
これは、一概には言えません。
個人の価値観とビジョンが、何より、そのビジネススクールで得られることとフィットしているのかどうかが重要だからです。
ビジネススクールに行って、その後のキャリアでMBAを持っていることが有利で、人脈が仕事に役立つのであれば、大いにお勧めします。
その一方で、MBAで得られるものが、その後のキャリアや人生で重視する個人的な価値観に関係なく、単に「威張ってみたかった」「履歴書に書きたい」という理由であれば、その機会をもっと活かせる人に席を譲ってほしいと思います。
なお、個人的には、「世界中に友達が欲しい」という理由は良いと思っていて、その後、すぐに仕事につながらなくても、行っていいと思います。
──フランス、シンガポール、アブダビ(UAE)にキャンパスがあるINSEADで学んだムーギー・キムさんの場合、行ってよかったことは何ですか。
私の場合は、ビジネススクールに行ってよかったことしかないです。
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この連載について
「MBA(経営学修士)」は、ビジネスパーソンが経営者に近づくための学びの王道とされるが、近年、大きく変化している。ハーバードやスタンフォードなどトップMBAを目指す人は世界で4年連続減少。その一方で、テック系MBA、短期MBA、役職者向けのEMBAなど、多様化している。時代のニーズに合わせ「MBA3.0」が登場する今、改めてMBAの価値とは。最前線を追う。
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