携帯電話利用者50億人、商取引の未来を担うモバイル決済
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新しいシリーズなので輝かしいタイトルが付けられていますが、アフリカ、中国でモバイル決済が進んでいるのは、現金決済をするためのインフラを整えるよりもモバイルのインフラの方が早く浸透したからです。
モバイル決済が遅れている国は、概ね携帯電話が旧型(ガラケー)からスマホに代わるのが遅い国です。携帯電話がいきなりスマホがメインで始まった国は、それが発展途上国だろうが、むしろ、発展途上国であるがゆえに余計なネットワークなど存在しないので、一気に広まったということになると思います。
仮想通貨に関しては、仮想通貨そのものよりも暗号化技術がスマホ決済のセキュリティを担保するのに役に立つということがポイントだと思います。
アップルペイには、トーカナイゼーション(トークン化)が使われていますが、これも広義の意味では暗号化と言っていいかもしれません。記事中に「2017年にはスウェーデンのモバイル決済会社アイゼトル(iZettle)が1億5000万ドル(約169億円)の資金を調達している」とありますが、今年PayPalが買収しました。
PayPalはグローバルビジネスの基盤を着々と固めています。"モバイル決済はユーザーにとって非常に便利なだけでなく、キャッシュレス決済の処理に必要な場も提供している。
暗号通貨などの仮想通貨の人気は引き続き高まっており、そうした資金を両替する手段が必要になるはずだ。こうした通貨は従来の金融機関の外に存在しており、信用を得るためには、暗号通貨の利用者が資金を簡単に移動できる方法を提供する必要があるのだ。
暗号通貨の利用者にとっては、より多くの企業がモバイル決済を導入し、商品やサービスの支払いに仮想通貨を使えるようになる必要がある。
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仮想通貨は、テックジャイアンとが決済のハブになっている現在とは異なり、信頼を何かの機関に置かずとも資金が流れる仕組みを作り出すソリューションになり得ます。
例えば、アマゾンで決済するときにはアマゾンにクレジットカードの情報を提供する必要があるように、今は何かの主体を信頼することが不可欠です。paypalはそこに一石を投じるサービスになりましたが、その潮流の中でもっともラディカルなものがパブリックブロックチェーンを用いた仮想通貨です。
それらが当たり前のように利用されるには、ユーザーの痛みが「信頼を置く」という部分で生じなければならないように思えますが、今後どうなるか注目です。