なぜ今、「紙の雑誌」で勝負するのか

2018/12/3
独自の視点と卓越した才能を持ち、さまざまな分野の最前線で活躍するトップランナーたちが、時代を切り取るテーマについて見解を述べる連載「イノベーターズ・トーク」。
第167回(全5回)は、サブカルチャーから政治まで、広範なジャンルの縦横無尽な語り手として知られる評論家の宇野常寛氏が登場する。
宇野氏が責任編集を手がける『PLANETS』は、「世界の見方が変わる一冊」をコンセプトとする総合批評誌だ。その最新号「vol.10」が、このたび3年のブランクを経て刊行された。
雑誌の凋落がすさまじい昨今、宇野氏があえて雑誌、それも「紙の総合誌」というメディアを選んだ理由とは?
既存メディアを痛烈に批判しつつ、心ある読者の育成に全力を傾ける男の「雑誌論」が炸裂する。