【経産省×メルペイ×PayPay】社会インフラとしての「キャッシュレス」がもたらす世界
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キャッシュレスは目的なのか、手段なのか。なぜ政府はキャッシュレスを推進するのか。主導する経産省、注目企業のキーマンとディスカッションしました。
また、決済コストの問題や、プレイヤー乱立による弊害も指摘される中、いかに「誰でもどこでも」キャッシュレスを実現するのか。競争と協調は成り立つのか。この課題についても、皆さんのご意見を聞いています。
色々と議論が尽きないテーマでしたが、キャッシュレスは消費体験や商流全体の改革に向けた、あくまで入口である、と強く感じた次第です。
キャッシュレス派も、(今はまだ)現金派も、ぜひ興味を持っていただけると幸いです。キャッシュレス化はゴールではなく、始まりであるという事を改めて認識したディスカッションでした。
習慣を変えていくのは並大抵のことではありませんが、個々人に望んで選択していただけるサービスを提供していく事で、結果としてキャッシュレス化が推進される世界をつくりたいですね。社会インフラという視点に立つと、基本的には単体では儲からないし、まして投資もしない。ネットワーク産業がなぜ規制産業なのか、という点は、改めて持っておきたい視点で、加盟店開拓をそれぞれでやると結局、儲からないし消費者も店ごとに使えるサービスが違って不便。
ここを自然に任せると、CCCの特集のTポイントの話なんかにも通じるわけですが、他のサービスとあわせて収益化する絵が描けていて、投資能力を持つところが自然と生き残るゲームになる。政策視点で難しいのは、その後の扱い。投資をした側からすると参入障壁を高くしたい。しかし、競争がないとサービスの質も高まらないし、コストも高止まりになる懸念がある…
というところから逆算して、打つべき手は何か。QRコードの標準化も1つの考え方で、そこが標準化されるなら参入障壁は下がる。他方、個社の加盟店開拓の努力が過少になる懸念はあり、ここをどう考えるか(せっかくコストかけてQR貼ってもらったのに、他社サービスに(も)使われるなら十分な投資はしない)。
個人的には、アプリ立ち上げてQR読むより非接触ICカードとかの方がはるかに便利だと感じていて、カードリーダーなのかICの側なのか、そちらの標準化も進めてほしいと感じますが、難しいのでしょうか…