世界初、人の尿かられんが作製 南ア大学
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注目のコメント
理屈は分かりますが特に内装のように触る場所に使う場合はイメージがちょっとアレですね....
尿に含まれる「尿素」はこういう構造をしていまして、
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/尿素
これがウレアーゼで分解されるとアンモニアと炭酸イオンが生成します。この炭酸イオンと尿中にもともと含まれているカルシウムが反応して硬質の炭酸カルシウムが生成するという仕組みです。(炭酸カルシウムの生成はアルカリ性で進行するので、アンモニアが発生するこの反応は丁度都合が良い)。炭カルだけだと脆いですが、一緒に入れた砂が一緒に固まることで強度が出てるんでしょうね。
なお、この尿素から炭酸カルシウムが生成する反応は皆さんもご存知です、おそらく。
清掃の行き届いていないトイレでは、便器の周りや、女性は知らないと思いますが男子小便器直下の汚垂石(おだれいし)に白いものがこびりついていますが、これがまさにこの反応で出来た炭酸カルシウムです。尿石とも言います。トイレ中の雑菌が同じことをしている訳です。アンモニアのニオイも、この尿石から特に強く発生していることが多く、トイレのアンモニア臭が気になる場合は、便器周りの尿石を疑うと良いです。
酸性の尿石除去剤が有効です。川上さま感謝です。
僕はこのとき久々に一生懸命書いていましたが、結果的に誰にも届かずお蔵入りに。しかし、川上さまはすぐさまピック&ライク連打してくださりかなり心救われました。笑
World's first biobricks grown from human urine
https://newspicks.com/news/3417937
高炉でのスラグなどのような再利用したい廃棄物の1つである尿を用いた再利用レンガになります。強くて硬い構造用素材を作るのに、高温熱処理などの火を使うことは必須でしたが、今回の微生物による尿素の分解生成物を用いれば室温でレンガを作れるとのことです。これがすごい。
技術的にも自己修復(治癒)機能の外部トリガーに使えるような素晴らしいアイディアとその発見が含まれているので材料科学的にはかなり意義高きものだと感じます。