[コロンボ 14日 ロイター] - スリランカ議会は14日、シリセナ大統領が新首相に指名した親中派ラジャパクサ前大統領への不信任投票を実施し、賛成多数で可決した。

スリランカではシリセナ氏が先月、ウィクラマシンハ首相を突然解任し、ラジャパクサ氏を新たな首相に指名。政局の混迷が続いている。

シリセナ氏が不信任投票の結果を受け入れ、新たな首相を指名するかどうか現時点では不明。

シリセナ氏は先週、議会を解散。硬直状態を打破するために選挙実施を決めた。ただ、最高裁は13日に解散の効力を一時停止したため、議会が再開した。

スリランカ中央銀行は14日、予想外の利上げを行った。政局が混迷するなか、通貨ルピーの下落や資本流出を食い止めるために利上げに踏み切った。