【WEEKLY OCHIAI】プロアナ最終選考を目撃せよ

2018/11/16
11月14日の「WEEKLY OCHIAI」にて、プロアナオーディションの最終選考を行いました。NewsPicksの映像コンテンツの顔となるプロアナには、どんな人物が選ばれるのか。

「プロアナ」に選ばれるのは

女子アナのアップデート」より生まれた、社会的使命感と専門性を備え、自身の意見を発信できるプロアナ(プロフェッショナル・アナウンサー)というコンセプト。
この日の「WEEKLY OCHIAI」は、NewsPicksの新しい映像コンテンツの顔となる、プロアナの最終オーディションを開催した。
視聴はこちら(タップで動画ルームに移動します)。

選考をくぐり抜けた候補者

応募者116名の中から、厳正なる選考の結果、選ばれた4名の最終候補者はこちら。
プロアナ最終オーディションは
・自分の言葉で臨機応変に語れる力があるか
・取材対象者の魅力や本音を引き出せるか
に重点を置き、前後半二つの形式で行われた。

「WEEKLY OCHIAI」のゲストとなれ

オーディション前半戦。
候補者は「WEEKLY OCHIAI」のゲストとなることで、鋭い質問に対して自分の言葉で臨機応変に切り替えす力があるかを試された。
プロアナ候補者の機転や内面を引き出す、落合さんの質問力も必見である。

1人目は大成安代さん

くじ引きにより、トップバッターはコンサルタントの大成安代さんに。
大成安代(おおなり・やすよ)。1986年生まれ。京都大学経済学部卒業。2010年NHK入局。取材制作兼キャスターとして活躍。2018年にNHKを退社後、外資系コンサルティングファームに転身。
オーディションがどう進むか、候補者も未知数の中、落合さんが矢継ぎ早に質問を進める。
落合 10年後のビジョンを教えて下さい。
大成 地元の広島に帰って、地方創生。変わらない土地の魅力を伝えていきたい。
落合 地方創生をするとしたら、一つ上の目線で日本も見ないと上手くいかないけど、地方創生で社会にどんなインパクト与えたい?
大成 東京一極集中を無くしたい。限界集落みたいなものがなくなれば良いと思っている。
経済学を専攻しながら、なぜNHKに入社し、今はコンサルタントに転身をしたのか。
コンサルタントとしての使命感を掘り下げる中、制限時間を迎える。

2人目は奥井奈々さん

2人目は、気さくな語り口調が印象的な、モデルの奥井奈々さん。
奥井奈々(おくい・なな)。1993年生まれ。18歳まで淡路島で育つ。関西外国語大学卒業。在学中フロリダ大学へ留学。2015年から3年間、ユニクロで勤務。2018年からモデルとして活動。
前半は留学経験や大学時代の専攻を中心に会話が進み、後半、話題はモデルの視点からみた問題意識について。
落合 今モデルとして活動する中で、社会に関する問題を三つ挙げて下さい
奥井 一つはステレオタイプがまだある。オーバーサイズモデルとかは出てきているんですが、日本は全然ない。
奥井 二つ目は若い人がもっと活躍できる場を増やして欲しい。
落合 キャリアパスとかね。
奥井 そうそう。三つ目が、モデルのメンタルケアを事務所側が提供すべき。
落合 若干、商品的に偏るということね。
10年後のモデルの社会における立ち位置を語り、議論を終える。

3人目は安田真理さん

3人目はアナウンサー歴17年、現役アナウンサーの安田さん。
スケッチブックにより、自己紹介を行った。
安田真理(やすだ・まり)。フリーアナウンサー。1978年生まれ。法政大学大学院社会学研究科修士課程終了。2002年NHK入局。2006年からNHKから石川テレビへ。2012年からフリーアナウンサーとして、主に経済金融番組を担当。
金融経済はあまり興味がないが、世界を牛耳っている分野なので勉強しているという安田さん。
興味のある分野は、日本女子のアップデート、原子力政策、テレビジャーナリズムだという。
安田さんの自己紹介を受け、鋭い質問を投げかける落合さん。
落合 金融経済が社会を牛耳っていると思う理由を教えて下さい。
安田 ウォール・ストリートのお金がお金を生み出すというシステム。拝金主義的な世の中にかなり偏っている。
落合 ジャーナリズムについて興味があるのに、なぜ金融は興味ないの?
安田 …単純に、お金っていうものに対する怖さが元々あるんですよね。
10年後はドキュメンタリーをつくり、研究と実務の橋渡しをしたいと語る中、面接は終了に。

4人目は夏生嵐彩さん

4人目は書家の夏生嵐彩さん。
落合 墨の気持ちになるには、どうしたら良いですか?
夏生 水と友達になることですかね。墨はただの粉なので、それだけでは表現にならない。
多くの視聴者が驚いた最初の質問に、動じることなく答える夏生さん。
夏生嵐彩(なつき・らんさい)。書家。1988年生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。2013年主婦の友社入社。2015年に同社退社後、自身のアトリエ開業。2016年から書と水墨の教室「墨サロン」開始。
落合さんは、夏生さんのアーティストステートメントを深堀りしていく。
落合 どういう事をアートとして捉えているんですか?
夏生 基本的には生命活動のプロセスとしか思っていない。生まれてから死ぬプロセスが芸術。
夏生 落合さんは、どう捉えていますか?
落合 時代性として光と音が2次元から3次元へ変わる時代なので、そこからどう質量や肌感を感じるか、どう自然化するかのプロセスをよく観察してます。
水の良さは自分では操れないこと。
書家ならではのアーティステックな感性が光る中、前半戦は終わりを迎える。

落合陽一を丸裸にせよ

続いて、オーディション後半戦。
候補者は落合さんへのグループインタビューを通して、取材対象者の本音や魅力を引き出す力があるか試された。

もし身体性が強調されなかったら

物質と空間との境目が曖昧になりつつある現在。夏生さんは人間像の行方を問う。
夏生 人間って、このまま行くとどんな形になっていくんでしょう?
落合 身体性がダサいって言われるかどうかが一つの着眼点。
落合さんは「身体性が社会の中で強調されているのは不自由なスクリーンの裏返し」であって、身体性が強調されない社会観での人間像に興味があると答える。
「個性は自分の創造性とイコールになる。思索する自分の魂は何色かという話。」(落合)
落合陽一(おちあい・よういち)。1987年東京都生まれ。筑波大学 准教授・学長補佐 デジタルネイチャーグループ主宰。ピクシーダストテクノロジーズ代表取締役。

落合陽一の使命感はどこから?

インタビュー中盤、話題は落合さんの使命感の芽生えと変化について。
安田 落合さんの使命感はいつから芽生えたんですか?
落合 大学の先生になってから。自分が専門性を特化してくると、社会の中でやらないといけないことが見える。
「人間は30歳までは好きな事をして良いけど、30歳以降はそれで社会に対してどうやって価値を出せるか考えなさい」
小さい頃に言われた言葉が、最近その通りだと思うと落合さんは語る。

更新される「レーゾンデートル」

30歳というターニングポイントを挙げた落合さんに対し、奥井さんはレーゾンデートルの変化を切り込む。
奥井 落合さんのレーゾンデートル って、30までと30からで変りました?
落合 確かにそう。それまでは才能の積み重ねで決まってる。それによって見えた所から、踏み込むと時代が更新される場所が見つかる。

アップデートって何だ

大成さんは「WEEKLY OCHIAI」のキーワードでもある、アップデートの定義を問う。
大成 アップデートって多用されてますけど、アップデートって何だと思ってますか?
落合 既存のフレームとか、使えるものはそのままにモノを変えていくこと。価値基準を変えるとrevolutionになってしまう。
落合さんは、ある程度は破壊的だが全てをゼロにする訳ではない、どの部分を修正すべきか考えながらやっていくものだと説明する。

分かれる投票結果

番組終盤、オーディション状況を踏まえ、落合さん、大橋さん、佐々木さん、視聴者によるリアルタイム投票が行われた。
気になる投票結果は、番組本編にて。
視聴はこちら(タップで動画ルームに移動します)。
プロアナの最終決定は、番組放送後の評判や新番組公式Twitterでの動画再生回数等を考慮した上で、次回の「WEEKLY OCHIAI」にて行われる。
NewsPicksの映像コンテンツの顔となるプロアナに、あなたはどの候補者を選ぶだろうか。

次回は「お笑いのアップデート」

11月21日は、芸人・作家としてマルチに活躍する、中田敦彦さんをゲストにお迎えします。
テーマは「お笑い」。
NewsPicksアカデミア会員の皆様は、下記のページより、番組観覧にお申込みいただけます。(先着40名)
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<執筆:潘嘉敏、デザイン:片山亜弥>