【チャン・キム】ミレニアル世代へ。2つの重要な伝言
コメント
注目のコメント
有名すぎるがために、中身が正解に浸透していないブルーオーシャン戦略とシフトですが、教授は日本の組織的なtotal quality controlに多くを学び、それがブルーオーシャン戦略の体系に多くの影響を与えてくれた、と常日頃仰っています。
イノベーションも社内の反発を防ぎ、政治的対立を上手くマネッジすることが重要で、その方法論がブルーオーシャンシフトの骨子の1つとなっています。全三回、お楽しみください( 金泉さん、わたし暫く、善玉転向します)昨年、某イノベーター育成プログラムに参加して、ミレニアム世代を中心とした約130人のメンバーがそれぞれ新規事業を提案していたのですが、その時にとあるメンターが「社会貢献的な要素が強いテーマが非常に多い」と言い、他のメンターは「社会貢献的な新規事業はまず成功しないよ」と言っていました。記事内でムーギーさんが「非ゼロサムゲームで、従来の“競争”から”価値創造“に思考をシフトさせるのは、ミレニアム世代が幸せになるだけでなく、社会にとっても重要なことだと思います。」と言われていて、それは事実だとは思うのですが、これを具現化することは本当に難しいのだと思います、現に前述のイノベーター育成プログラムの優秀者に社会貢献要素の強い提案をしている人は極一部でした。
社会貢献的要素の強い新規事業が難しい理由として黒字化が難しいということがありますが、他の理由の一つに、”成功すると悪者扱いされるから”だと聞きました。「聞こえの良いことやってて、結局自分ばっか儲かってるじゃん」と思われ、疎まれるという構図です。ここに、破壊的要素と非破壊的要素を同時に仕込めれば、そう思われずに、良い新規事業を提案できたのかもしれません。この考え方を次世代イノベーターに広げたいですね。スタートアップのプロダクト・サービスの問いとして、"自らのプロダクト・サービスをディスラプションするとしたら何か?" というものがあります。
まだ生まれきっていないものに対して、なかなか酷な質問ですが、常に新たな価値を見直す という意味でも、とても効果的だと感じます。
これこそ、大企業が考えるべき問いなのかもしれません。その先に、バリューイノベーションがあるように思います。