[東京 12日 ロイター] - ソフトバンクグループ(SBG)<9984.T>の通信子会社ソフトバンク(SB)は12月19日に東京証券取引所に新規上場する。東証が12日、上場を承認した。今年最大の上場案件となる。

想定売出価格は1株1500円。新株発行は伴わず、売出のオファリング額は最大2兆6000億円。時価総額は7兆1000億円程度になる計算だ。

総売出株式数は16億0369万株、国内売り出しは14億2728万株、海外売り出しは1億7640万株の見込み。オーバーアロットメントによる売り出しが1億6036万株。

仮条件を11月30日に決め、売出価格は12月10日に決める。

SBGの持ち株比率は、売り出しにより99.9%から63.1%に下がる。SBGは上場の目的として、グローバルな規模で投資をするSBGと、通信事業分野の中核企業であるSBの役割と価値を明確に分けることを目指すと表明した。SBGはSBの上場後も、連結子会社として出資比率を維持する。

*内容を追加しました。

(布施太郎)