スバルが業績予想を下方修正、新たな検査不正 品質管理強化で減産
コメント
注目のコメント
以下のリリースを見ると、コレは流石にマズイですね。
『一方、報告書に向けた調査過程で、社外の専門調査チームによって把握されていたものの、同チームの判断により報告書には記載されていなかったライン完成検査における下記2項目の行為の存在について、国交省より改めてリコールの是非及びその理由について説明するよう指摘を受けました。
(1) 前輪ブレーキまたは駐車ブレーキ検査時のギアが、D(ドライブ)レンジの場合とN(ニュートラル)レンジの場合とが存在すること
(2) バンパーフェイスが未装着の状態で完成検査を実施している場合があること』
https://www.subaru.co.jp/press/news/2018_11_05_6485/かねて記事にしているとおり、次世代型アイサイトの開発が遅延しています。スバルは今一度、軽自動車生産から撤退した時を思い出し、足元を見つめて今後どのように生きていくべきか、全従業員で意思統一を図るべきです。さもないと内側からの瓦解に歯止めがかからないことにもなりかねません。先日、太田に聞き込みに行ってその思いをさらに強くしました。
ラインを止めてでも徹底した現場の管理と改善を行う。この決意は、決算数値引きさげの背景の大きな要因だ。この決断が必要だという経営判断まで約1年も時間を要し、度重なる不祥事を塗り重ねてしまった。再起を目指せ。
<リリースからの抜粋>
再教育の実施 (2018年10月26日)1時間生産ラインを停止して、標準作業遵守の重要性について教育を実施。実際に検査ライン上で標準作業手順を確認し、国交省立入検査等での指摘事項も確認。教育後、検査員の理解と自覚も確認。11月2日には、再度終日生産ラインを停止して、10月29日以降一切の不適切行為が発生していないことが念押し確認。
今後は、検査員の負荷軽減につながる以下のような施策を優先的に実施する方針です。
・ 経年化し、作業負荷のある検査設備の更新・修繕・補強
・ 標準作業遵守をより容易にするような検査設備の改良(自動化を含む)
・ 検査員の人員増強、個々の検査員の適性を踏まえた配置見直し
・ 人員増強とセットで実施する検査工程の見直し、工数計算の適正化
・ 適正かつ整合性の取れた社内規程の再整備
設備更新など生産ラインの長期停止を必要とする施策は、基本的には年末年始等の長期連休を活用して実施しますが、緊急性・有効性が高いと判断した場合は、躊躇なく臨時に工場を稼働停止して実行します。