[東京 2日 ロイター] - 安倍晋三首相は2日午後の衆院予算委員会で、「金利は物価目標を達成していくなかで上がっていく」と指摘し、「金利上昇を上回る経済成長をすることで財政健全化にマイナスにならないようにする」と述べた。
岡田克也氏(無所属の会)への答弁。
岡田氏は基礎的財政収支の黒字化目標の達成年度延期をめぐり首相の財政再建をめぐる姿勢をただした。首相は「経済の腰を折らないことが重要、税収を増やして歳出を削減していく」とも指摘した。
(竹本能文※)
[東京 2日 ロイター] - 安倍晋三首相は2日午後の衆院予算委員会で、「金利は物価目標を達成していくなかで上がっていく」と指摘し、「金利上昇を上回る経済成長をすることで財政健全化にマイナスにならないようにする」と述べた。
岡田克也氏(無所属の会)への答弁。
岡田氏は基礎的財政収支の黒字化目標の達成年度延期をめぐり首相の財政再建をめぐる姿勢をただした。首相は「経済の腰を折らないことが重要、税収を増やして歳出を削減していく」とも指摘した。
(竹本能文※)
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「金利上昇を上回る経済成長をすることで財政健全化にマイナスにならないようにする」は、かの有名なドーマー条件ですね。
足元の状況がそうであるように、名目成長率>国債利回りであれば、プライマリーバランスが赤字でも、政府債務/GDPが下がる可能性があります。
「金利は物価目標を達成していくなかで上がっていく」
その物価目標が何年やっても達成できてないのよね。
「金利上昇を上回る経済成長をすることで財政健全化にマイナスにならないようにする」
逆に経済成長せず金利だけ上がってきたら財政は危ないということです。
安倍政権は「デフレからの脱却」を掲げていました。
5年経過して成果が出せていません。
安倍政権の政策について「民間では」といった考え方を中心に据えているものも多く見られます。
ならば言わせてもらえば、民間では5年も経営再建できないような経営者は、即退場だと思いますよ。
デフレーション期に緊縮財政を継続したり、自由貿易を進めたり、移民政策を進めたり、規制緩和を進めたり、人材派遣会社会長を徴用したりすれば、デフレーションなど脱しようが無いです。
つまり、実質賃金の上昇は期待できません。
従って、金利上昇も見込めません。
上記の政策を一生懸命推進した政権が安倍政権なので、無理です。
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