TikTokを運営する、世界最大のユニコーン企業の強み
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弊社は深圳オフィスにもオフィスがあることもあり、現地でもByteDance社の話題は多く聞いていました。
実際にオフィスも見せて頂いたこともありますが、エンジニアが多くを占めており、メディアというよりはテックカンパニーのような雰囲気です。
彼らの凄さは、設立6年にして時価総額8兆円で従業員数万人という中国ならではの規模とスピード、ニュースアプリからTiktokまで幅広いユーザー層に刺さるプロダクトを作り、膨大なトラフィックを支えるセンスと技術力、そして圧倒的な精度を誇るコンテンツレコメンドのアルゴリズムだと思っています。
これらがグローバルに展開できるとすると、GoogleやFacebook並みの広告配信エンジンになる可能性があり、未上場で世界最高という時価総額も妥当性があるのではないか、というお話をさせて頂きました。中国・深センにもオフィスをお持ちの北川烈さんに、「TikTok運営企業・ByteDance」についてお話いただきました。まさに今日、ソフトバンクがByteDanceに出資したニュースが出たばかりで、タイムリーな話題でした。
https://newspicks.com/news/3439856
そんな彼らの強みがコンテンツのレコメンデーション技術にあるという北川さん。確かに、TikTokって一度観始めるとつぎつぎに「お、いいな」と感じさせるものが再生されるので、気づくと見入ってしまってます。今後この技術がどんな分野に応用されるのか、北川さんとサッシャさんの「予想」も面白く聞かせていただきました。
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【直撃】世界5億人を虜にする「TikTok」のテクノロジー
https://newspicks.com/news/3428606
【新潮流】トップ女子高生が語る「TikTok」が流行る3つの理由
https://newspicks.com/news/3378719Tiktokの技術の一端を見るべく、中国の特許文献を日本語で無料で全文検索・全文閲覧できる「特許庁 中韓文献 翻訳・検索システム」
http://www.ckgs.jpo.go.jp/full_text
を使って、出願人名「字节跳动」(Tiktokの提供企業ByteDanceの中国名)で簡易検索してみると、特許出願は51件。ByteDanceの子会社「北京微播视界科技有限公司」では29件。
CN104361063B 「ユーザー興味発見方法と装置」
CN108629819A 「画像染毛処理方法および装置」
など、なかなか興味深いです。
また、数日前の報道によれば、ByteDanceの子会社北京微播视界科技有限公司が原告となり百度の類似サービス「伙拍小视频」を著作権侵害で訴えた裁判で、動画電子データを証拠とするために北京インターネット法院として初めてブロックチェーン技術が使われたようです。
http://www.cs.com.cn/jg/08/201811/t20181102_5888101.html
(この訴訟のオンライン裁判の様子)
http://bj.people.com.cn/n2/2018/1030/c82840-32221274.html