ケプラー宇宙望遠鏡が引退 太陽系外惑星を多数発見
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「恒星は平均して約1個の惑星を持つ。」
ケプラー宇宙望遠鏡の偉大なる発見を一文にまとめるとこうなる。ケプラー以前には、それが10か、1か、0.1か、0.01か、まったくわからなかった。ケプラーは系外惑星探査における宇宙観を塗り替えた。偉大な探査機でした。
銀河には数千億の恒星があります。ということは数千億の惑星があるということ。その中に、生命を育む惑星、知的生命を育む惑星は、あるのか。きっとあるんじゃないかと僕は思う。ケプラー望遠鏡は、2009年からの運用され、この9年間の間に2000個以上の系外惑星と4000個以上の系外惑星の候補天体を発見しました。これはすなわち、この宇宙において惑星の存在は普遍的であること意味します。また、この成果でもって、「We are alone?」という「全人類の根本的な問い」に対して、大きな前進を示したことになります。後継のTESSによって、さらなる科学的発見がなされることを期待しています。
2009年からの3年の運用予定から大幅に延びて10年近くの運用を全う。燃料切れでの引退。ケプラーの打ち上げを行ったデルタIIロケット(全155回の打ち上げのうち失敗は2回のみ)も今年の9月に引退。惑星が恒星の前を横切る際の明度の増減を観測することで「ケプラー××」と名づけられた数々の系外惑星の発見をしてきた。驚くべきなのはケプラー望遠鏡が向いているのははくちょう座からこと座にかけての一部分で、そのわずかな領域でこれだけの惑星が観測されたこと。やっぱり宇宙は果てしない。