[ロンドン 23日 ロイター] - 英産業連盟(CBI)が23日公表した調査によると、10月の製造業受注は、8─10月の3カ月がここ3年で最大の落ち込みを記録した。製造業企業の見通しは、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を問う2016年の国民投票以来、最低となった。

8─10月の製造業受注指数(受注増加ないし通常より多いとの回答から減少または通常を下回るとの回答を引いた差)はマイナス6。2015年8─10月以来、最低となった。5─7月はプラス15だった。

10月単月もマイナス6と、9月のマイナス1から悪化し、ロイターがまとめたエコノミストの予想中央値のマイナス1を下回った。

CBIのエコノミスト、レイン・ニュートン・スミス氏は、「国内外で即対応が求められる、厳しい数字」と指摘。「ブレグジットを巡り不透明感が増し、企業は投資計画を縮小させている」として、ハモンド財務相は29日の予算演説で製造業企業支援策を打ち出すべきと指摘した。