[東京 22日 ロイター] - 日本ショッピングセンター協会が22日発表した9月のSC既存店売上高は前年比1.5%増と、2カ月連続で前年を上回った。

台風21号と24号の上陸による広範囲にわたる暴風雨や、震度7を記録した北海道胆振東部地震といった自然災害が相次ぎ、臨時休業したSCもあって一部の地域では苦戦がみられた。ただ、昨年よりも休日が2日多く、曜日配列により3連休が2回あったこともあって、全体としては前年同月を上回った。

業種ごとの販売動向をみると、飲食が好調と回答したSCは前月とほぼ同数。次いでサービスと回答したSCが多かった。一方、月前半に残暑の厳しかった地域で秋物衣料の動きが鈍かったことなどで、婦人衣料が不振と回答したSCが非常に多かった、としている。