大麻を解禁したカナダと、50億ドル「マリファナ市場」の行方

2018/10/23

影響が見通せない大規模な「実験」

カナダが、先進国で初めて嗜好（しこう）品としてのマリファナ（大麻）を合法化した。

国家レベルの壮大な実験の始まりだ。大麻解禁はカナダの社会的、文化的、経済的な構造に変化をもたらし、政府は近年で最大規模の公共政策の転換が迫られる。

ニューファンドランド州からブリティッシュコロンビア州まで、カナダ全土に公営の小売店がオープンした。

国民は大喜びで、合法化された最初のマリファナを購入しようと数時間も列に並んだ。多くの人にとって、1930年代アメリカの禁酒法の終わりにも似た「人生が変わる瞬間」だった。

コメント

注目のコメント

• 吉田 貴臣

  トロントに３年ほど住んでいたが、野外フェス等のイベント時はもちろん、普段から街中にマリファナの香りが漂っている街だったので、合法化と言われても黙認が公認になっただけというイメージ。
  
  この政策が社会にどれくらいの影響を与えるのかは非常に興味深いな。
  
  日本も路上飲酒がオーケーなぐらいなんだから、マリファナも合法にしちゃえば？と思う。
  個人的には、マリファナの特有な香りは苦手ですが。
• Nakayama Mitsuru

  B Venture Cpital創業者 ブラジル　サンパウロ在住

  ・2018年10月23日

  問題はどこで生産されるか。
  寒いカナダではなかなか作れないかコスト高なんで、やっぱり中南米からの入ってくるんだろうな。めっちゃ賢く協定結ぶ中米の小国とか出てきてもおかしくはないけど、さてどうなることか。
• 米川 雄基

  パンゲア株式会社 代表取締役

  ・2018年10月23日

  海外バイオベンチャーの調査をしていると、ここ2年くらいは大麻生産、テクノロジーで大麻の生産効率化、加工、有効成分の抽出法開発とか大麻成分で医薬品開発とか、大麻系(?)ベンチャーがいっぱい出てきててびびります。カナダが多い印象。