[上海 19日 ロイター] - 中国は、米国が鉄鋼製品とアルミニウム製品の輸入に課した関税の合法性を判断する専門家グループを立ち上げるよう、世界貿易機関(WTO)に要請した。同国の商務省が18日夜に明らかにした。

ウェブサイトに掲載された声明によると、同省は今年3月に米国が鉄鋼・アルミ製品に輸入関税を課す方針を示したことについて、多国間貿易のルールを著しく損なう保護主義的な動きだと指摘。

WTO紛争処理制度の下での米国との協議で中国の懸念を解消できなかったため、専門家グループの設置要請に至ったとしている。