【小笹芳央】サークル創設。「モテ期」にビジネスの基本を学ぶ
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小笹さん世代の経営者には、学生時代にイベントサークルで大規模なイベントを主催してチケットを販売したり、スポンサー企業から広告を取ってきたりして、成功体験を積み、ビジネスの原体験を学んだ方が非常に多い。
またその時の人的ネットワークが強固で社会人になってもそのまま人間関係をビジネスに活かしている。さらに学生時代や社会人初期にバブル景気を経験している皆さんは底抜けに明るく勢いがあって、今でも飲み会で2次会、3次会が普通。
一回り下の世代の経営者は、リクルートやインテリジェンスなど新卒で入ったベンチャースピリットのある会社で経験を積んで起業した方が多く、さらにその一回り下の経営者はベンチャー企業でのインターンや、起業サークルでビジネスの原体験を学んで起業した方が多く、人間関係は比較的ドライで飲み会は1次会で終了。
時代ごとに起業家層に特徴があって、こうやって各世代の経営者の原体験を読むのは非常に興味深い。今の若い起業家はこの記事を読んでいったいどんな感想なのかコメントが楽しみです。私は、書籍「マーケティングの仕事と年収のリアル」の後書きにも書きましたが、二十代後半で事業をリンクアンドモチベーションに売却し、そこから3年ちょっと私も小笹さん率いるリンクで働き、お世話になりました。
自分の中で強く印象に残っているのは、リンクに入って間もない頃、自社主催のブランドセミナーで私が講演したとき、聴講席に座って、すごい笑顔で頷きながら聴いていた小笹さんの姿。
まだ講演コンテンツの完成度も高くなく、不安な状態だった講演者の壇上心理を深く理解したうえで、あえて笑顔で頷き、講演者に安心感を与え、すごく講演がやりやすくなる立ち振る舞いをしてくださったのが記憶に残っています。
小笹さんは、経営判断の議論シーンでは当然シビアな側面ありましたが、最初の事業売却時も、すっぱり決断したら、あとは出来るだけ気持ちよく一緒にやりましょうという気遣いを感じたり、私がインサイトフォース起業して3周年の時はわざわざお花くださったりと、とにかく人の心理を知り尽くし、気を配ってくださる方でした。
ブランドは一貫性がつくるものですが、モチベーションというコンセプトを軸に社内外にブレずにコミュニケーションし続けるリンクの姿は、BtoBブランディングのひとつのお手本の姿であり、そこで働き学んだ経験は、私の成長にとっても非常に大きく、深く感謝しています。この時代の起業家の方は、学生時代はイベントサークル出身でモテ期を経てリア充だった人が多い印象。
今は学生時代からネットを使ってセドリ、アフィリエイト、SEOトメディア、アプリ開発などでのビジネス経験して、そのまま起業する人もいれば、IT企業に就職して後に起業などの起業に至るパターンが増えてきた。学生時代から非モテのまま経営者になるパターンも増えているような(笑