[15日 ロイター] - アルファベット<GOOGL.O>傘下のグーグルは15日、今月23日から3日にわたりリヤドで開かれる経済投資フォーラム「フューチャー・インベストメント・イニシアチブ」に参加しないと表明した。サウジの反政府記者ジャマル・カショギ氏がトルコのイスタンブールにあるサウジ領事館を訪問後に行方不明になった事件を受け、他社に続いてのボイコット表明となった。

グーグルは声明を発表し、グーグル・クラウドのダイアン・グリーン最高経営責任者(CEO)はフォーラムに参加しないと述べた。

カショギ氏の事件を受け、米配車大手ウーバー・テクノロジーズ<UBER.UL>、米メディア大手バイアコム<VIAB.O>、フォード・モーター<F.N>など多数の米企業が参加を取りやめている。

さらに、当初参加を予定していた米ブラックロックのラリー・フィンクCEOと米投資会社ブラックストーンのスティーブ・シュワルツマン共同創業者兼CEOも不参加となった。関係筋が15日、ロイターに明らかにした。両社とも、ロイターに対し、コメントを控えた。

このフォーラムは、「砂漠のダボス会議」とも呼ばれる。