［東京 １５日 ロイター］ - ＮＴＴ<9432.T>は１５日、ＮＴＴ都市開発<8933.T>の完全子会社化を目指し、１株１６８０円で株式の公開買い付け（ＴＯＢ）を実施すると発表した。買い付け額は約１８００億円。
買い付けはＮＴＴ完全子会社のＮＴＴ－ＳＨが実施する。
ＮＴＴがＮＴＴ都市開発にＴＯＢ、1株1680円 完全子会社化目指す
Reuters
2018/10/15
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コメント
注目のコメント
買い手のNTTの狙いは、全国の電話局などの保有不動産のバリューアップのためにNTT都市開発のノウハウを使いたい、一体運営したいということなのでしょうか。ただ、NTTはすでに都市開発の67％の株式を保有しており、コントロールしていますので、NTTの不動産の有効利用の果実をうまくNTT（の株主に）残すスキームでNTT都市開発と協業すれば良いように思います。
ということでわざわざ100％子会社化する費用対効果の考え方についてもう少し詳報を待ちたいと思いました。8月にグローバル展開の強化に向け、NTTデータ等を対象にしたグループ再編を発表したばかり。
NTTデータは国内での大規模データセンターの開発を進め、NTT東日本では電話局の空きスペースを活用したエッジコンピューティングに注力。
“本業＝ICT”に近い領域において、不動産が絡むビジネスの動きが目立っていただけに、その辺りの戦略とも関係するのか気になるところ。
また、中国都市部での監視カメラ大規模設置等を見るに、都市開発においてICT活用によるセキュリティ強化がスタンダードになる可能性が高く、その点の親和性もあるのではと思う。
