[北京 15日 ロイター] - アジア時間の取引で、原油先物が上昇している。サウジのジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏の失踪を巡り地政学的緊張が高まり、供給不安が広がっていることが背景。ただ、需要の長期見通しに対する懸念で上値は限定されている。

9月の韓国のイラン産原油輸入が6年ぶりにゼロとなったことも材料。[nL3N1WV05E]

0124GMT(日本時間午前10時24分)時点で、北海ブレント先物<LCOc1>は0.98ドル(1.22%)高で1バレル=81.41ドル。

米原油先物<CLc1>は0.80ドル(1.12%)高の72.15ドル。

国泰君安フューチャーズはリサーチノートで「カショギ氏失踪を巡る米国とサウジのやりとりから、再び中東の地政学的緊張に対する懸念が広がり、大幅上昇につながった」と指摘した。