日本円と連動したステーブルコイン(円ペッグ通貨) 「GMO Japanese YEN(ティッカーシンボル:GJY)」を アジア地域で2019年度に発行
コメント
注目のコメント
MUFGコインやZENみたいな先例があるから真新しいものではないけれども、企業の信用によって発行される法定通貨ペッグ型の仮想通貨(前払式支払手段ではないもの。具体的には発行数に見合う買いオペレーションを行うような方法を用いてレートを極力固定するもの。いわゆる介入とは異なる方法)は、どんどん出てくればいいんじゃないかと思う。
理論的にはそれらは、ほぼ等価で交換できるはずだから。
しかし、単純にそうとも言えない。実際にそれが本当に安全交換可能な資産であると考えるに足るものであるかというのは、発行方法がどうなっているのかをきちんと見定める必要がある。
大切な点は、裏付けとなる資産がちゃんと存在するのかどうか?万が一デフォルトした時にはどうなるのか?それに対抗する措置は取られているのかなどをきちんと確認しておかないといけない。
このような円ペッグ仮想通貨の発行に関して、日銀の中の人とプライベートで議論したことがあり、そういう例では「供託」を利用すればいいんじゃないか?という話になった。
つまり、法務局に裏付け資産を持って行って登記しておけばよいという話だ。
法務局の供託金は結果として日銀がそれを預かる格好になるから、日銀が間接的にその価値を裏付けていることになる。という理屈だ。
なるほど。その考えは面白い。
本来、日銀がデジタル日本円を発行するというのが、本来一番わかりやすいのは変わりないけれども、技術的には可能とレポートしながら、それに取掛らないと表明するのには、民業圧迫になるのではないかという配慮もあるらしい。(個人的には、そんなことないから、どんどんやれーって思いますが)
この分野の発展は、前払式支払手段とは根本的に異なる、新しい価値交換のプラットフォームなってゆくものと僕は考えている。