Revolutionary ultra-thin 'meta-lens' enables full-color imaging
phys.org
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ナノ光学に基づくメタマテリアルの開発により、超薄型レンズ(1μm程度)の表面構造設計でフルカラー発光に成功しています。
メタマテリアルは微細な表面構造を制御することで、屈折率(正だけでなく負の値も!)を変化させることができるため、光を含む電磁波の進行経路を変更させ、例えば透明マントやアンテナの集光技術などへの適用が検討されています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%9E%E3%83%86%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB
本研究の凄い点は、従来の平面(2次元構造)で実現するメタ機能でなく、特異な点(1次元構造)である「メタ原子」を並べることでフラットレンズを実現していることにあります。微細加工技術とその特殊設計のアイデアが優れているかんじでしょうか。さらに、非常に厚さの薄い光学素材となるため、これまでのカメラや顕微鏡などのあらゆる光学装置の小型化や低価格化に貢献することが期待されています。
この技術は近未来的に優先的に広く使われるようになるだろうなあと個人的に予想できます。かなりいい技術!製造業界でも盛り上がること間違いないと思います。
原著の検索がなぜかかからないので、2017年の先行研究を
https://www.nature.com/articles/s41467-017-00166-7