ブロックチェーン、最新秘密兵器は「ノーベル賞受賞者」との提携
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技術で与信するシステムのはずが、結局は人名や賞の権威に信用を頼るという皮肉。しかも経済学賞なんてノーベル賞じゃないし(いわゆる"ノーベル経済学賞"は、ノーベル財団が賞金を払うノーベル賞ではなく、スウェーデン国立銀行が賞金を払う別の賞)
経済学者とブロックチェーンのスタートアップがタッグを組んでいるとのこと。しかも1社だけでなくいろいろなところが。
個人的には不完備契約理論のオリバー・ハートと組んでるプリズム・グループが気になります。
契約というお互いの情報とwhat ifを突き詰めたようなテキストを表現の限界を踏まえてどこまで取引に繋げられるか?
取引履歴がオープンになるブロックチェーンだからこそ、取引の記録の表現方法が白日の下に晒され、公平性や信用が生まれる場面に立ち会える可能性があるのでは。
ただし経済学者も既存数学の応用・適用だけでは、リアルな世界を表現出来ないことは知っているはずなので、もう1つ白日の下に晒すべき事項として、どれだけの前提事項が適用する理論に必要だったかを明示する必要があるでしょう。
中央集権でない仕組みを作り、回すということは、その仕組みの成り立ちからメカニズムまで参加者が理解しているということでもあるはずなので、参加者を増やし続ける資本主義やアダムスミスを単純化させた似非理論に勝つためにも、ブロックチェーンを道具として利用し尽くして欲しい。ブロックチェーンは性質上、元々中央集権的にサーバで処理していたものをエンドユーザ側に処理させなければいけない(例えばアカウント管理など)。
早くても日本でブロックチェーンが効果を発揮し始めるのはプログラミングが必修化して数年後の2025-2030年ごろだと思う。
ブロックチェーンに携わる人が今本当にやるべきは、サービスの開発よりも、ユーザの教育かもしれない。