築地市場の豊洲移転問題は解決したか?/弁護士・大城聡(顧問弁護士・ホームロイヤー・法令遵守・企業コンプライアンスをお考えなら)
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注目のコメント
お金は利権者へ.
負の遺産は未来の都民へ.
資本主義の悪弊がここに極まる.
こんなの誰が望んだんや
・維持費→5倍
・取扱量→減少
・物流→非効率化
・安全性→改善?横バイ?悪化?
既にヒビ割れ11箇所
地震きたら液状化して、ベンゼン、シアン、ヒ素が出てきて閉鎖やな移転問題で気になるのが、追加対策工事が軽視されがちであるという点です。
無害化が破られたにもかかわらず、既に建物が建てられ、土壌を掘削したり再び水質浄化工事をするなど、土壌改良や水質を環境基準以下にすることが不可能となりました。
その為にどうするかということを専門家会議で調査・検討させ、「盛り土と同様の効果が得られる」という追加対策工事を行うことになったのです。
これは決して素人の思いつきではなく、土壌汚染対策の専門家である平田健正氏はじめとした専門家会議が出した結論です。
東京都はこの対策工事を採用し、都議会臨時会に諮り、共産党除くほとんどの会派がこの予算執行に賛成したのです。
記事は地下水の環境基準以下未達成のみを取り上げ、追加対策工事にほとんど着目していません。
「盛り土と同様の効果が得られる」のであるなら、盛り土以外の方法で無害化(健康被害が出ない状態)を達成したと言うべきです。
そうであるからこそ、市場業者の理事や受入側の江東区も了承したのです。
運用や流通については課題が残る事はその通りですが、少なくとも、関連の責任者達は「無害化」については正しく認識されているからこその移転の運びとなったのだと思われます。
新市場のより良い発展を祈念いたします。