焦点:空前の「LNGブーム」到来か シェルの投資決定が号砲
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注目のコメント
カナダLNGのFIDをもって「LNGブーム」と言えるのかどうかはさておき、ガソリン車から電気自動車の時代になることが、石油から再エネ、ではなく、石油から天然ガスの時代であることを意味しているということが重要だと思います。
昔は捨てられていた天然ガスが、大規模油田の発見が難しくなってきたことで、いよいよ天然ガスにより頼らざるを得ない時代に差し掛かってきたのかも知れません。
しかし、石油より天然ガスの方がエネルギー密度が低くて、運搬保存が難しいので、社会コストはいや増します。
また、中東やユーラシア大陸での国際政治的なパワーバランスにも大きな影響を与えうる(ロシア、イランが最大の天然ガス国)ことにも注意が必要でしょう。LNG価格は原油価格にリンク、巨額の開発コストがかかるため、Take-or-Payという拘束力の強い契約を前提とするプロジェクトとなる。原油価格が高止まりになることを前提とするビジネス。当然にクリーンエネルギーへの動きには逆行。
先週も新聞各紙に駐カタール中国大使のインタビューが掲載されていました。やはりLNG確保が狙いでしょうか。
LNG輸出でカタールが潤うついでも、我々公務員の給与も上がってくれると嬉しいのですが。