「月着陸船」構想を発表、米ロッキード・マーチン
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注目のコメント
うーん、まだ計画ではなく構想段階なのでなんとも言えません。この絵を使ってNASAに売り込みたいということでしょう。別に新しいことではなく、宇宙に限った話でもなく、まずはこういう絵を発表して話題をつくる、ということはよくある話。実際に計画になるかどうかは全く別の話です。
そういや2週間前にいった学会でロッキードはBFRみたいな巨大ロケットの構想も発表していました。もちろん計画じゃなくて構想。あるのは絵だけです。
https://twitter.com/masahiro_ono/status/1042081449221017600?s=21
これよりも大事なニュースは、ちょっと古いですが、こちらでしょう。
https://www.nasa.gov/feature/nasa-expands-plans-for-moon-exploration-more-missions-more-science
CLPSというプログラムで、端的にいえば月への無人輸送を行うランダーをNASAが民間に委託しますよ、というプログラム。競争的に選ばれた数社の企業にNASAが開発費をつけ、近い将来に輸送契約を提供する、というもの。
ちょうど10年強前に宇宙ステーションへの輸送をNASAが民間企業に委託したCOTSプログラムと似ていますね。激しい競争の末にCOTSプログラムを勝ち取ったのが、当時はだーれも知らなかったSpaceXという新興企業。NASAからの2000億円を手に大型ロケットFalcon 9を開発し、一気に打ち上げサービスの最有力企業に躍り出たのでした。
月輸送においても、民間における同じような爆発的な化学反応を触媒するのが、NASAのCLPSプログラムの役割です。