「ディズニーVSネットフリックス」の勝負を分けるもの
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クオンでいうと、単体のキャラクターを生んでヒットするだけだと4-5年もかからず、ネット、スタンプを通じて、再現性のある新しいキャラクターの開発、流通のプロセスにしていくのに時間を要しました。
今後、更にグッズ等の商品企画、販売のイノベーションも起こると思います。その意味でU.S.でのグッズ販売のライセンスモデル低迷とダイレクトセールスは凄く興味深い事象。
また、ディズニーですら、Netflixへのライセンスではなく、自社でプラットフォーム作りに動かざるを得ない状況が凄く面白い。制作・開発されたIPを自社で配信するのか、グッズも直接販売するのか等、地殻変動しています。ディズニーがスターウォーズの配信権をNetflixに独占で長期に販売しているため、自社の配信サービスにラインナップできないとのこと。昔トイザラスがECの独占権をamazonに10年間渡してしまったことを思い出します。コンテンツの商品化権を他社にライセンシングするのではなく、自社で商品・サービスを開発し、自社でディストリビューションすることについて記事内で議論されていますが、人気が安定しているコンテンツは、ライセンス元が利益を最大化させるために、川下まで行うのは王道です。ジャニーズもタレント事務所から原盤権を持つようになり、CDの流通もジャニーズ・エンタテイメントで行うようになりました。ポケモンもライセンサーがカードゲーム等の流通まで行っています。本来エンターテインメントはボラタリティが高く、当たるかどうか分からないので、商品を作って流通させるリスクを取る替わりにライセンシングするのであって、人気が安定しておりリスクが低いのであれば自社で全部やった方が得られる利益ははるかに大きいです。話は変わりますが、スターウォーズシリーズはディズニーではなく、ジョージ・ルーカスにずっと作り続けてもらいたかったです、、、。
ディズニーとの投資家とのコールは、誰でもWEBページから聞くことができます。ディズニーのコンテンツは確かにネットフリックスの価値を上げていますが、中期的には自社のチャネルに移すこともできる。それよりも、デジタル化の波の中で、シェアを失ったり、存在が消えてしまう危機の方が大きかったと思うので、戦略的にはこれで良かったと。むしろ、ネットフリックスはディズニーのコンテンツを強く打ち出すことが将来的には自らの価値の喪失を意味する。コンテンツとプラットフォーマーの関係は常に難しい。