[ロンドン 20日 ロイター] - イランのザリフ外相は20日、米国がイランの弾道ミサイル開発などを巡る合意を目指して交渉を提案していることについて、米国は2015年核合意を破棄した経緯があるとして一蹴した。

米国務省のイラン特使ブライアン・フック氏は19日、米政府がイランとの間で、同国の弾道ミサイル開発や中東地域での影響力などを制限対象とする新たな条約締結交渉を模索していることを明らかにした。

フック氏は新たな合意について、「前回のように2国間政府による非公式の取り決めではなく、条約の締結を目指す」と述べた。

ザリフ外相はツイッターで、2015年核合意を「非公式の取り決め」とする見解を退け、同合意は「国連(安保理決議)に記された国際協定だ」と反論した。