[ローマ 20日 ロイター] - イタリア政府高官は、経済成長を促進するために2019年の財政赤字は国内総生産(GDP)比2%超を目指すべきと述べた。財政赤字を抑えたいとしているトリア経済・財務相に財政規律緩和圧力が強まっている。

コンテ内閣の次官を務めるジョルジェッティ氏は、19日夜のテレビインタビューで「経済成長のために使うのなら、(財政赤字の対GDP比率が)2%を超えることは可能と思う」と語った。

19年度予算の赤字目標の設定期限は今月27日。政府筋によると、トリア経財相は、19年度予算の財政赤字をGDP比1.6%に維持したい考え。一方、連立与党は2.5%まで容認すべきと主張している。