[パリ 18日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビルロワドガロー仏中銀総裁は18日、域内銀行の破綻処理を支える単一破綻処理基金(SRF)のセーフティーネットについて、ユーロ圏が年内に詳細で合意する必要があるとの認識を示した。

金融規制関係の会議で発言した。欧州連合(EU)首脳会議は6月、SRFが大規模な危機時に資金が不足した場合、ユーロ圏救済基金の欧州安定メカニズム(ESM)が資金を融通することなどで合意している。

同氏は「信頼に足る十分に高い水準でセーフティーネットに資金を融通する方法や、非常事態に対処するため迅速な意思決定プロセスをどう構築するかが、2つの主要課題として残る。セーフティーネット稼動に数週間を要するなら使い物にならない」と述べた。

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