【全米テニス】大坂なおみの優勝にブーイング 20歳の新女王が涙の謝罪「こんな終わり方ですみません」
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これは記事では十分に伝わらない。以下の動画で確認してほしい。4大大会の勝者が表彰式で悲しみの涙を流すというのは、どういうことなのか。彼女は終始泣き続け、ほとんど笑わなかった。
「2018 US Open trophy ceremony with Serena Williams and Naomi Osaka | ESPN」
https://youtu.be/jCm3BemDlj8
大坂なおみを非難してというよりも主催者側へのブーイングの意味もあるだろうが、それにしてもあまりにも酷い。元々USオープンは観客がうるさいが、あまりの仕打ちではないだろうか。
ただ、そんな中でセリーナが大坂に声をかけてサポートし、スピーチでもフォローしてくれている。試合についてはセリーナ自身が観客以上に言いたいことがあるだろうが、表彰式の振る舞いは本当に素晴らしかった。
これほど複雑な気持ちになる表彰式を観たのは初めて。大坂にとって「辛い」表彰式であったと思うが、セリーナの優しさを思い出して、いつか笑顔で振り返られるようであってほしい。20歳の女の子に、晴れの舞台であんなことを言わせるなんて、大げさに言えば、自由の国アメリカの暗部を垣間見た気になった。そんな中で、スタンドにはごく少数だか、大坂選手の父親の出身地であるハイチ国旗を持って応援する観客も。トランプ大統領的なものに支配されつつある米国の空気感みたいなものが伝わってきた表彰式でもあった。
ただ、そんな空気感も少しの涙と見事なスピーチで訴えかけ、ムードを一変させた大坂選手には、セリーナを超える絶対女王になってもらいたい。おそらく3歳から何度も同じような思いをし、それに打ち勝ってきたのだろう。だからこそ精神的にも技術的にも一つ上のステージに上がった彼女なら、きっとやってくれる。そう信じたい。"「ちょっと質問じゃないことを語ります。みんな彼女(S・ウィリアムズ)を応援していたのを知っている。こんな終わり方ですみません。ただ試合を見てくれてありがとうございます。本当にありがとう」"
この受け答えでブーイングを飲み込んで返答してます。
ヤワじゃないし、反骨でもない。若く新しい精神性を持っている。