【田中修治】東日本大震災での転機。そして海外へ進出

2018/9/5

避難所でメガネを無償配布

──前回、東日本大震災という言葉が出ましたが、2011年のあの震災は、OWNDAYSの経営にどれくらい影響がありましたか。
田中 当時、仙台をはじめ東北各地に約10店舗を持っていましたが、多くの店が休業を余儀なくされ、各店のスタッフも被災して、避難所暮らしを強いられました。
もちろん会社にとっては大きな痛手でしたが、それ以上に、被災地の目を覆うような惨状が連日報じられると、同じ日本人として、「自分も何か手助けができないだろうか?」という思いが募りました。
最初は義援金を送りたかったんですが、あいにくリスケ中の僕たちには、そんな余裕は1円もない。そこで思いついたのが、メガネの無償配布でした。