[ブリュッセル 14日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が発表した第2・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)改定値は前期比0.4%増となり、市場予想の0.3%増を上回った。速報値は0.3%増だった。

前年比も2.2%増と速報値の2.1%増から上方修正された。市場予想は2.1%増だった。

ただ、同時に発表された6月のユーロ圏鉱工業生産は前月比0.7%減。市場予想の0.4%減よりも落ち込みが大きかった。

機械など資本財の生産が2.9%減少したことが響いた。

消費財や中間財も減少。一方、エネルギーは前月比0.5%増加した。

6月の鉱工業生産は前年比では2.5%増だった。

一方、5月の鉱工業生産は前月比が速報値の1.3%増から1.4%増に、前年比は2.4%増から2.6%増に上方修正された。

ING銀行のシニアエコノミスト、バート・コリン氏は顧客向けノートで、向こう数カ月間の生産は、世界経済に対する懸念や生産能力の制約によって限定的なものになるだろうと述べた。

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