時代と逆行? コトラーに異を唱える、新しいマーケティング&ブランド育成法とは
AERA dot. (アエラドット)
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本書の斬新さは、日本でも人気のそれらの主流派の主張に迎合することをせずに、新しい知見を提示していることです。たとえば、消費者をセグメント化し(Segmentation)、その中からターゲットを設定し(Targeting)、差別化されたポジショニング(Positioning)を築くということ(STP理論)が、きれいごとであると主張しています。一見、時代と逆行するようなマス・マーケティング(ただし、賢いマス・マーケティング)を提唱しています。コトラー時代→絞り込んだ人に売り込んで買ってもらう
今から→自社の顧客の隠れた社会的な素晴らしさやチャレンジを、彼らの代わりにブランドがマスに伝え、応援する。社会的共感が消費を生む。
P&Gの「Thank you, Mom」、Burger Kingの「Bullying Jr.」
などが代表的なCM。
昔からナイキ(just do it)やアップル(think different)がやってることもこの文脈に沿っているなー。最後の一文が全て物語ってますね。
マーケティングは、時代(消費者)とともに変化(発展)するもので、
次の時代のマーケティングのあり方について、時代と逆行したような挑戦的な理論な感じですね。
時代はどんどん「パーソナル化」してきて、いかに「個のハートを突き動かすか?」という時代なのに、どう科学(理論)だけで攻めていけるんだろう?と逆に興味がでちゃいますね。
ちょっと本屋で少し立ち読みしてみたいなぁ。