【佐藤栄哲】人事が主役の時代を予測。「働き方改革」の先取り戦略に勝機

2018/8/20

戻った古巣が火の車

──大手総合商社・M社を退職した後、学生のときに立ち上げたエイブルワークに戻ったのですね。
佐藤 2003年、M社を辞めてエイブルワークに復帰しました。エイブルワークは就職する際に父親に預けたので、最初はもう一度、別の事業をスタートアップさせるつもりでした。
しかし僕が勤めている間に、父は子どもの頃からの夢だった政治家になりました。政治中心の生活となり経営に手が回らず、会社は自己資本の8倍もの債務超過状態でした。そして僕に「お前が作った会社やろ」と(笑)。