[ワシントン 5日 ロイター] - ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は5日、ベネズエラのマドゥロ大統領の演説中にドローンが爆発した事件について、背後に米国が関与していたとの見方を否定した。

同補佐官はテレビ番組「フォックス・ニュース・サンデー」でインタビューに応じ、「この件に米国政府は一切関与していないと言明できる」と説明。その上で、ベネズエラにおける汚職拡大と圧制を指摘し、ベネズエラ政府が関与している可能性を示唆した。

さらに、「ベネズエラ政府が、米国の犯罪法抵触を示す確実な根拠を持ち、示したいのであれば、われわれは真剣に検討する」と付け加えた。

米国は、ベネズエラ政府高官らに制裁を発動しており、マドゥロ大統領はしばしば、ベネズエラの社会主義を破壊するため米政府当局者が計画を練っているとし、「陰謀」と非難している。