映画見放題サービス「MoviePass」はなぜ赤字を垂れ流しているのか?
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ビジネスモデルとしてはスポーツクラブと同じ。如何に「有料会員になったけど色々忙しくて滅多に利用しない」というようなアクティブじゃない有料会員を増やすかが肝では。
スポーツクラブの場合は、痩せなきゃとか健康にならなきゃというような気持ちの部分でのプレッシャーやインセンティブは多くの人が持つものなので「とりあえず入会して見よう」が成立しますが、映画を見なきゃというプレッシャーを多くの人が持つイメージが出来ません。
日本ではざっくり平均で1人年間1回位映画館で見る感じなので、もし日本で展開されても多くの人は月額見放題サービスにメリットが見出せないので入らずに、もはや値段とか度外視で映画を見まくっている映画狂のみが入会して映画業界の数少ないロイヤルカスタマーの客単価をただ下げるだけ、という誰も得しないどころか市場全体が沈下するだけになりそうな気がする。
やっぱ事業には、三方良しの追及が重要で、スケールしそうなアイデアだからと言ってそこを無視してはいけないのだなと感じました。都市によってはユーザーが1回映画を見られるだけで赤字のビジネスモデルは正直厳しそう。ある程度のボリュームになれば鑑賞チケットの値下げ交渉、ポップコーン等の販売金額の一部キックバック等でマネタイズできるかもしれないですが、それまでキャッシュが持つかどうか。
個人的には入りたいサービス。
価格設計が重要だろうな。
ユーザーに圧倒的にお得感を示しつつ、利用率加味すると結局会社が儲かるという価格帯。
映画館側との交渉力も大事そう。