時間の使い方を見直す

他の人と違う人生を送りたいなら、普通の人たちと同じように行動していてはいけない。
自分が毎分、毎時間、毎日をどのように過ごしているか入念にチェックし、どの習慣が成功を収めるのに役立っているのか、そして反対にどの習慣が自分の足を引っ張っているのかを洗い出してみよう。
以下に、今すぐやめるべき、自分をダメにする10の習慣をご紹介する。

1. テレビを観る

誰でも、毎週楽しみに観ている番組の1つくらいあるだろう。しかし、毎日数時間もソファに座ってテレビを観ているようなら、それはおおいなる時間のムダだ。その時間を使って、ほかに何ができるか考えてみるといい。
先延ばしにしている家での大きなプロジェクトに取り組む。ずっと気になっている余分な体重を運動して落とす。本を読んで新たな視点を得る。夜間クラスを受講してキャリアの選択肢を広げる。人間に与えられた時間は限られている。ただ何となく使ってはいけない。

2. ビデオゲームで遊ぶ

研究によると、健康な若い男性が仕事に費やす時間は減る一方で、ビデオゲームで遊ぶ時間は増える傾向にある。また多くの場合、実家で暮らす期間も長くなっているという。
「Fortnite」のようなゲームは熱中できて楽しいかもしれないが、いくらゲームで遊んでも、自分が40代や50代になったとき家族を養うのに役立つスキルや経験を与えてはくれない。

3. 他人と比べる

他人がどんなに完璧な人生を送っているように見えても、実際には完璧な人はいないと頭ではわかっているはずだ。
欠点のない人間はいないし、最高にうまくいっている関係でも、衝突は避けられない。醜い諍いを、わざわざFacebookで公開する人がほとんどいないだけだ。他人をうらやんでも、自分の人生が楽しくなくなるだけなのだ。

4. 先延ばしにする

仕事を先延ばしにする原因で最も多いのは、インターネットで遊んでしまうことだろう。デスクで半日を無駄に過ごし、何も仕事が片づいていないと気づくのはイヤなものだ。
代わりに、オフィスを整理整頓して頭をすっきりさせるといい。それから、やるべきタスクを選んでデッドラインを定め、それが終わったらどんな楽しいことをするか決めておこう。

5. 心配する

他人がどう思うか気にしたり、起こりうるすべての悪い事態を想像したりするのは、有益な心配とはいえない。
自分でコントロールできないことを気に病むのにどれだけの時間を費やしたか、頭の中で計算してみよう。そうした心配ごとに費やす時間が、どれほど自分の役に立っただろうか。

6. ファストフードを食べる

これは絶対にやめるべきだ。見た目も気分もよくならない。前もって食べ物を準備しておくといい。お腹が空いたときのために、ナッツやエナジーバーを車の中に置いておこう。職場には、家から弁当を持参しよう。
そんな準備をする元気がないという人は、おそらくほかの重要な仕事をやりとげるエネルギーもないはずだ。

7. 子どもに対して一貫しない態度をとる

これは筆者自身がよくやってしまうことだ。私は、子どもたちに毎晩決まった時間にスマートフォンの使用を切り上げてほしいのだが、しょっちゅうそのルールを忘れてしまう。親の態度が一貫しないことは子育てに悪影響を及ぼし、子どもの問題行動につながる。

8. 買い物を趣味にする

こういう人はおそらく、ほしい物があるわけではない。心の空洞を埋める手段としてお金を使うことは借金しか生まないし、物を持ちすぎて面倒が増えるだけだ。買い物が長期的な幸福につながることはない。

9. 体を動かさない

実年齢より若い肉体を持つことは不可能ではない。ただ、50歳にして35歳並みの肉体を持ちたいなら、それなりの努力が必要だ。体力と健康、若さをできるだけ長く保つためには、毎日の運動を習慣にしよう。

10. ニュースを1つの媒体でのみチェックする

まったく偏りのない報道など、ほとんど存在しない。とくに現在のような、ドナルド・トランプ米大統領に関するヘッドラインが乱発されている状況ではなおのことだ。
世界では、ほかにも重要なことが起きている。賢いやり方は、多様な媒体でニュースをチェックすることだ。
ピュー研究所のレポートによると、調査回答者の政治的姿勢がリベラルか保守かにかかわらず、信頼できるニュースソースとして評価されたのは、エコノミスト誌、BBC、ウォール・ストリート・ジャーナル紙、グーグル・ニュースなどだ。
原文はこちら(英語)。
(執筆:Christina DesMarais/Contributor, Inc.com、翻訳:高橋朋子/ガリレオ、写真:malerapaso/iStock)
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This article was translated and edited by NewsPicks in conjunction with IBM.