[東京 19日 ロイター] - 正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、若干ドル安/円高の112.73/75円。

日銀は午前10時10分に通告した国債買入オペで、残存10年超25年以下の国債買入額を100億円減額し1800億円としたほか、残存25年超は100億円減額し600億円とした。

ドルは減額の通告の前に112.72円付近だったが、国債買い入れ減額のニュースを挟んで112.80円まで上昇した。しかし、その後は反落し、112円後半で一進一退となった。

ドルの小幅な上昇について市場では、国債買い入れ減額のニュース自体ではなく、午前9時半過ぎから日経平均が上げ幅を拡大したことがリスク選好につながり、ドル買いを招いたとの見方が聞かれた。

日経平均はその後、正午にかけて上げ幅を縮小し、ドル/円も113円を試す機動力を失う格好となった。